iwatam

カネの時代は終わった。21世紀は知識の時代だ。カネは完全に知識にとって代わられる。 カネとはモノと密接に結びついている。カネの時代の終わりはモノの時代の終わりでもある。 カネはモノとはなじむが知識とはなじまない。モノとカネはコピーできないが知識はいくらでもコピーできる。モノとカネは使うと減るが知識はいくら使っても減らない。 知識とカネは性質が違うものだから、知識をカネで流通させるのには無理がある。知的財産権は失敗するし、著作権は無視される。 インターネットビジネスはモノを介さない限り儲からない。知識を売ってカネに替えようとすれば無理が生じる。売るという概念そのものが時代遅れなのだ。 カネの時代に引導を渡したのはインターネットだ。 知識はカネより平等な価値観だと思っている人もいるかもしれないが、実際はそうではない。知識は努力しなければ獲得できない。やり方を知らなければ、知識は獲得できない。 好奇心旺盛で知識を欲しがる人と、何もせず知識に興味を持たない人。放っておくと知識の格差は広がるばかり。おそらくこれが21世紀の格差問題である。